【 KHC特製、ピストンピンリテーナー交換ジグ 】

21クラス及び12クラスの、コンロッドとピストンの締結に使ってある
φ4.0mmピストンピン用リテーナー(のノ字形状タイプ)を
交換する為の特製治具です。


なお、使用する場合は、取扱い説明書をよく読んでからお使い下さい。
↓に使用方法が解説してあります。

価格は、上画像一式\3600-(税抜)です。
(価格変更しました。)

消耗品として押込み部品(白いパーツ)のみ、
\800(税抜)で販売もしております。
KHC特製、ピストンピンリテーナー交換ジグ
(21クラス12クラスφ4.0ミリのピストンピン用です。)

使用方法を簡単に図で説明します。

注)不用になったピストンなどで練習してから

実際のエンジンに使用してください。

( このジグはリテーナーの交換を補助する道具です。エンジンの破損などは、自己責任でお願いします。
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まず、ピストンアッシーの準備です。

コンロッドを交換後、ピストンピンを ピストンから3ミリ程度出した状態にします。
A
交換ジグのナットふたつを図のように緩め、ジグの上側を手で支えながら
準備しておいたピストンアッシーを ジグの上プレートにセットします。

出しておいたピストンピンを 引込めないように注意して
ジグのセンターの穴に入れます。

(画像は片手しか映っていませんが、両手で作業してください。)
B
ピストンアッシーがセットできたら上下プレートで
ピストンをサンドイッチ状態にします。
C
左右のナットを均等に指で締めます。

注)レンチで締めないでください、 ピストンが割れます。

D
ジグのスライド蓋を開きます。
E
ピストンリテーナーをピン穴の上部の0.5ミリの凹みにセットします。

この時、リテーナー向きはジグのマークに合わせてください。
(リテーナーの切り口がジグの側面にあたるとスムーズにリテーナーがスライドできません。)
F
スライド蓋をゆっくり閉めていき、下の画像の状態で止めます。
(完全に閉めないでください)

この時、リテーナーが引っかかっていないか確認しながら作業します。
G
リテーナーの挿入準備完了の状態です。

(スライド蓋とジグプレートの穴のずれを 画像程度にします。)
H
穴に押込みパーツ(白いプラスチック)を上から入れます。


補足)押込みパーツの先端が潰れてきたら新しいものに交換してください。
(単品で販売しております。)

I
押込みパーツを上から親指で軽く押さえながら、スライド蓋を完全に閉めます。

(画像は片手しか映っていませんが、両手で作業してください。)
J
押込みパーツを指の力で押込みます。
K
ピストンのピン穴溝にリテーナーが入るよう、
パチンと音がするまで、押し込んでください。

注)パチンと音がしたら、それ以上強引に押し込まないでください。
  ピンの反対側に影響があります。
L
押し込めたら、ナットを緩めてピストンアッシーを取り出します。

注)ナットを少し緩めただけで取り出せるので、落とさないように注意してください
M
必ず、ルーペでリテーナーのセット状態を、良く確認してください。